格式高い…
受験シーズン真っ只中…そんな受験生を守るのが、天神さんこと菅原道真。
その道真と親交が深かったのが、藤原忠平(貞信公)です。
忠平は、先日の超豪華辞表・公任の、ひいおじいちゃんにあたる人です。
今日は忠平が『延喜式(えんぎしき)』を奏進(天皇に献上)した日です。
延喜式とは、平安時代に編纂された律令格式(法律)の一種です。
刑法・行政法が『律令』で、『格式』はその施行細則にあたります。
簡単に言うと、神社で行われる儀式や祭、祝詞についてに定めている部分と、
『延喜式神名帳』という全国の神社一覧表で構成されています。
古く名のある神社に行くと、『式内社』と書いてあることがありますが、
これが『延喜式の内に記載のある神社』という意味…格式高い神社のしるしです。
この凄い神社リスト外…『式外社』にも、熊野那智大社や宮城の塩釜神社等、
世界遺産クラスのビックネームが存在しています。
『法律に書かれていない』理由…法律を作った人の意図を考えることも、
歴史や政治を紐解くには、欠かせない視点と言えます。
法律程じゃないけど、公正証書も公的文書の細則…格式も敷居も高く見えますが、
実際は『近所の氏神様』的な、身近な存在ですよ。