冷 でも 温 でも。
今日は11/5…いい(11)りんご(5)の日です。
この季節、生でシャリシャリ頂くのももちろん美味しいですが、
熱を加えて甘さアップ…冷たくても温くてもイケる果物です。
とは言え、りんごもやっぱりお酒が最高ですよね(私、赤雀は酒マニア)。
ぶどうの蒸留酒がブランデーなら、りんごは『カルヴァドス』で、
発泡性のものも多いりんごのワイン『シードル(cider)』は、サイダーの語源…
このシードルを沸騰直前まで温めたホットワイン(ヴァン・ショー)は、
ホッとする甘さで、寒い冬の『風邪薬』としても愛飲されています。
日本を代表する品種と言えば『ふじ』…これを24年もかけて品種改良し、
『あおり21』というりんごを開発したそうなんですが、
催促の電話があったにも関わらず、農林水産省に新品種の登録手数料を治めず、
登録抹消…『幻のりんご』になってしまいました。
知的財産の中では、商標登録や特許などがメジャー扱いですが、
植物の品種改良等に関する『種苗法』も、知財の一大分野です。
せっかく新品種を生み出しても、書類等の手続を怠ると、苦労も泡と消える…
農業分野でも、お役所絡みの書類仕事は必須…甘くないお話ですね。