あと9年!

スペインのバルセロナにある世界遺産『サグラダ・ファミリア』。
今日はこの教会を設計した、アントニ・ガウディの誕生日です。

 

1882年に着工し、現在も建築中…工期は約300年と言われていましたが、
ガウディ没後100周年にあたる、2026年…9年後に完成予定だそうです。
工期144年と言えば長いですが、150年も工期短縮したと思えば、
建築技術の飛躍的進歩に、ガウディ自身もさぞ驚くでしょうね。

 

ところで、10年程前に教会直下に鉄道が通る計画が持ち上がり、
教会の基礎と数メートルしか離れていなかったことから、
教会側はトンネル掘削に反対しましたが、市側はこれを拒否。
このすったもんだの際に、サグラダ・ファミリアの建設に関して、
市の許可を得ていなかったことが判明…
何と120年もの間、違法建築だったそうです。
さすがにこれだけのものを違法のままにはできず、
『サグラダ・ファミリア特別法』を制定して合法化し、
強固な地盤改良工事を行った上で、トンネル掘削したのだとか。

 

宅地造成中に遺跡が出たら、発掘調査のために工事中断しますが、
現代社会生活と文化財、そして法律…折り合いを付けるのも大変です。

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