公正証書の『公正』
みなさんこんにちは。赤雀です。
初心に帰って『公正証書』を考えてみるシリーズ…
今回は『公正』という熟語についてです。
『公正』を辞書で引くと、『公平で偏っていないこと』とあります。
次に『公平』を見ると、『すべてのものを同じように扱うこと』や、
『判断や処理などが、偏っていないこと』とありますが…
『公平』と『公正』…違いがいまいちわかりません。
両方共、『平等に扱う』という意味では共通していますが、
どうやら『公平』は『偏らないこと』に重点が置かれているのに対し、
『公正』は『不正・ごまかしがないこと』が主眼のようです。
だから『公平』証書ではなくて、『公正』証書なんですね。
日常的に目にする『公正』と言えば、牛乳等の食品についている『公正マーク』…
これも『表示に関するルールをきちんと守っている』ことを示すマークで、
公正取引委員会の指導の下、業界団体等が自主的にルールとマークを決めています。
どのマークにも『公正』の文字はありますが、デザインは多種多様…
業界ごとに違うあたりが、『公平』マークじゃない理由…かな?