願いを届ける表明方法。
巷では、某アイドルグループのメンバーによる強制わいせつ事件と、
その後の処遇について大騒ぎですね。
グループのリーダーに、事件を起こしたメンバーが『辞表』を預けた状態…
グループ存続や脱退等については未定だとか。
一般の勤め人は、『退職願』や『退職届』を提出して会社を辞めますが、
『願』と『届』の一文字違うだけで、法的には大きく違う文書です。
『願』は、「会社を辞めさせて下さい」という希望を伝え、
雇用主が承諾すると雇用契約は終了…受理(承諾)前なら撤回も可能です。
一方の『届』は、「会社を辞めます」という意思を表明するもので、
提出した時点で効力発生…後から撤回することはできません。
なお『辞表』は通常、経営者や役員、公務員が職を辞する際に用いるものです。
いずれにせよ、まずは直属の上司に相談&意思を伝え、願や届を提出します。
リーダーが『上司』なのかや、所属事務所と雇用関係なのかも不明ですが、
上司に決定権はなく、当然雇用主からの解雇という形も…要は事務所次第です。
願も届も辞表も超重要文書…行政書士の管轄です。
給料未払やセクハラ・パワハラが絡む場合等、お気軽にご相談下さいね。