公正証書の『書』

『公正証書』を見直すシリーズ最終回…
今回は『書』という漢字についてです。
』は、上側が『手に筆記用具を持つ(筆)』という象形で、
下側が『台の上にしばを集めて火を焚く』象形から、
『事物を集めて書く』という構成になっています。
文字を記して文章を作り、目に見える形で残す…
『記録』という意味や、書物そのものを表す漢字です。

 

ところで、『書』と言えば、漢字の『書き順』ですが、
小学生の頃、漢字練習の宿題をしていると、
横から母親が、「私が習った書き順と違う。」と驚き、
さらにその後ろから祖母までも「これじゃない。」と言い出し、
幼い私は大混乱に陥ったことを、未だに覚えています。

 

どうやら、一つの漢字について『唯一の正しい書き順』だけとは限らず、
二つ以上の書き順があるものも、結構存在するそうです。
行書と楷書での違いや、国や地域でそれぞれ違うとか…割と自由です。

 

公正証書も『これが唯一の正解』というものはなく、
書き順と同じく、場合に応じて様々な内容を書くことができますよ。

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