サイン下さい。
1877年の今日(7/9)は、テニスの四大国際大会の一つ、
第一回ウィンブルドン選手権(全英オープン)が開催された日だそうです。
こうしたテニスの試合中継を見ていると、試合後に勝者が、
カメラに向かってサインしているのを見掛けます。
行政書士もあっちこっちにサインする仕事ではありますが、
こっちのサインはカッコイイなぁ~と、ちょっと羨ましい気分です。
ところで、公正証書を含め、重要な書類にはサイン+印鑑は必須ですが、
『署名』と『記名』、『捺印』と『押印』…実は大きな違いがあります。
・署名→本人が自筆で氏名を手書きすること。
・記名→パソコンの印字やゴム印、本人以外が書く場合等。
つまり、本人が手書きでサインするものが署名、それ以外が記名です。
また、捺印は『署名捺印』の略で、押印は『記名押印』の略となります。
こうしたサインや印鑑付の文書は、証拠としての強さが違います。
法的に強い順に並べると、
①署名+捺印
②署名のみ
③記名+押印
④記名のみ
このうち④は、本人以外でも割と簡単にできてしまいますから、
正式な法的効力は認められません。
勝利者サインにも、落款印なんかを押しちゃえば、
もっとプレミアが付く…かも?