これも愛のカタチ。

今日はアンドレアス・ヴェサリウスの忌日(1564/10/15)です。
この名前に私は全くピンときませんでしたが、
解剖学者で医師…現代人体解剖学の創始者だそうです。

 

行政書士が解剖学に関わる場面と言えば、『献体』でしょうか。
医学・歯学の発展のため、また力量の高い医師を社会に送り出すために、
死後に自分の体を解剖学教育・研究用に提供したい…と、
遺言公正証書等にその意思を記しておく場合です。
先週のテーマは『遺言=ラブレター』でしたが、献体も同じように、
全人類への博愛…かもしれませんね。

 

この献体ですが、現在は外科医の技能向上のためには使われていないそうです。
技能向上は『医学の発展』には含まれない…と解釈されているためだとか。
倫理的な問題はあるでしょうが、『力量の高い医師』を養成することも大事…
むしろ「え、使ってなかったの!?」と、逆に驚いてしまいました。

 

献体をしたい場合には、家族の同意の下、
生前に献体の会や大学病院等に献体登録が必要…この登録をしていたとしても、
実際に献体の意思を実行できるのは遺族です。
遺言公正証書を作る段階で、家族との話し合いが必要だということですね。

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